松戸市で活動している混声合唱団「リンリーズ」のホームページにアクセス頂きありがとうございます。私は団長の飯塚一雄と申します。
リンリーズの特徴を一言で申せば、団員の皆が指揮者の作曲家・吉岡弘行さんを敬愛し大ファンで、週一度指導を受けることを一番の喜びとしていることです。合唱が初めての団員から何十年のベテランの団員までをまとめる求心力として、とても居心地の好い団風を作り出しております。
土曜日の午前10時から12時半まで、吉岡さんの厳しくも優しい指導のもとで、とにかくずっと歌わせてくれるので、毎回あっという間に2時間半が過ぎます。どんな発声もできる吉岡さんは実際に歌って示してくれるのでとても助かります。
リンリーズは、現在は混声合唱団ですが、1985年に女声合唱団として誕生し程なく当時東京藝大の作曲科の院生であった吉岡さんが指導を始めました。1990年にひょんな事から私が女声合唱の練習に顔を出した時、私より14才も若い作曲家吉岡さんにほれ込みました。その時に吉岡さんから混声合唱にしたいと言われて同意し混声合唱団リンリーズが始まり、翌年春の松戸合唱連盟の合唱交歓会において、女声10名+男声2名+吉岡さんで「もしもピアノが弾けたなら(吉岡編曲)」を歌ったのが混声合唱団リンリーズの初披露で、それから35年週一度の練習を続けて今に至っております。
敬愛する吉岡弘行さんは作曲家でありますので、リンリーズの35年の歩みは吉岡弘行さん作曲の数々の合唱組曲と共にあると言っても過言ではありません。殆どが出版前の手書き楽譜による練習でした。時には歌謡曲などを吉岡さんに混声合唱に編曲してもらいバラエティーに富んだステージを構成できるのも有難いことです。
定期演奏会を1年半から2年ごとに主に森のホールで、昨年には16回目を開催しました。いつも多くのお客様に来ていただき、最多で1500名を超える時もありました。
ちなみに団名「リンリーズ」の意味はいまだもって不明ですが、特に変える理由もないので、混声となっても継続して使っております。
リンリーズの定期演奏会で取り上げる曲は大きく三つのジャンルに分かれます。
一つは指導者の吉岡弘行さん作曲の混声合唱曲で、ほとんど欠かさず歌って来ました。ピアノ伴奏は素晴らしく美しい曲ばかりで(ピアニストに言わせるととても難しいらしいです)、皆大好きでありこれからも大切に歌っていきたいと思っています。なかでもリンリーズから委嘱したオリジナル合唱組曲「大切なもの」(河合楽器出版)は第10回定期演奏会で披露しました。
二つ目は演奏会に来て下さるお客さんに楽しんでいただけるように、リンリーズ・オンステージと称し、歌謡曲・ポップス・ミュージカルなどから選んだ曲に、振りやダンスもどきを付けたりして知恵を絞りステージを作り上げます。振りを付けるためには暗譜で歌う必要があり練習は大変ですが、出来るまで十分な時間をかけますので、その大変さで脱落した団員はなく、学芸会の乗りを我々も楽しんでおり、お客さんにも毎回大好評です。
三つめは定演のトリをかざる曲で、ミサ曲、レクイエム、管弦楽曲を吉岡さんが合唱曲に編曲した曲などなど、どれも名曲です。吉岡さんの方針で第一回定期演奏会から吉岡さん編曲の管弦楽で演奏しているのも団員には大いなる醍醐味であります。弦楽集団である「かつしかアンサンブル」の方々には第一回定演から支援して頂いています。
ぜひリンリーズの練習に顔を出して頂き、一緒に吉岡さんが創る音楽を楽しみませんか♬
お待ちしております。
2025年 リンリーズ団長 飯塚一雄